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- すぐ上京できる貯金額は?必要な費用と貯める方法 Vol.10
上京する際、引っ越しや部屋の契約にかかる費用、家具や家電に加え日用品の準備など、さまざまな面で資金が必要となります。上京前の貯金は必須ですが、どの程度の金額を貯金しておくべきなのでしょうか。
貯金額によってはいつ上京できるのか、また貯金のためにしておくべきことなど、上京までの具体的な資金計画に役立つ情報をご紹介します。
上京するにはいくらかかる?
上京資金は一般的に全体で40~60万円ほど必要です。
内訳は、以下のようになります。
引っ越し費用
引っ越し費用は4万円~9万円で、荷物が多く、距離も遠くなるほど費用は高くなります。
部屋の契約費用
物件の契約時は基本的に初期費用がかかります。大体家賃の4~5ヵ月分で、家賃6万円の部屋であれば30万円程度となります。では、なぜこれほどまでにかかるのか内訳を見てみましょう。
- 敷金
- 礼金
- 前家賃
- 仲介手数料
- 火災保険料
- 保証会社契約
- 鍵交換料
敷金・礼金は家賃の1ヵ月分が一般的で仲介手数料は不動産会社によって異なります。火災保険料と鍵交換料は1.5万円ほどです。前家賃は入居が月の途中であれば日割りで計算されます。家賃6万円の部屋で15日入居なら3万円です。
▼上京にかかるお金はどれくらい?引っ越し費用をシミュレーションしよう
家具家電・日用品
家具や家電、日用品も準備が必要です。個人の生活スタイルによって大きく異なりますが、基本的に必要を思われるものを以下にまとめてみました。
- 家電:冷蔵庫や洗濯機、コンロ、炊飯器、電子レンジ、掃除機、ドライヤー、アイロン、照明など
- 家具:ベッド、タンス、テーブル、カーテンなど
- 日用品:食器、調理器具、洗剤
製品の質、中古品を選ぶかにもよりますが大体25万円と考えておくといいでしょう。
貯金額別の上京計画
100万円以上貯金がある
100万円もあれば、引っ越し代や物件の初期費用、家具・家電代を余裕で支払えるでしょう。すぐ上京できる状態で、貯金額にもよりますが数カ月間は貯金で暮らせるかもしれません。ですが、上京後は早々に仕事決めて生活基盤を固めておくことをおすすめします。
50万~100万円貯金がある
上京は可能ですが、引っ越し後はすぐ貯金が底をつくと思われるため早めに仕事を見つましょう。なるべく時給が高めで、まかない付きアルバイトなどがよいです。
時給の目安は以下のとおりです。
コールセンター(発信):時給1,500~2,000円ほど
飲食店:時給1,000~1,300円ほど
倉庫、仕分け作業:日給7,000~10,000円ほど
節約すければ、14万円ほどで最低限の生活をすることができます。
・時給1,000円であれば1日実働7時間、週5回勤務で約14万円
・日給7,000円であれば月20回勤務で約14万円
貯金額50万円以下
50万円あれば貯金だけで上京するにはギリギリのラインです。家具家電や生活用品をそろえられないか、貯金額によっては借金も必要となる場合もあります。
最低でも50万円は貯められるよう、地元でコツコツと計画的に貯金していきましょう。実家暮らしで支出も抑えられれば、半年程度で貯められます。
▼貯金額が少ない人必見。お金がなくても上京する方法はこちらから。
上京に向けた貯金方法のポイント
貯金するには、以下の流れで準備していきましょう。
①計画を立てよう
まずは、上京する時期と住みたい場所を決めます。
②調査をしよう
住みたい地域の家賃相場を調べておきましょう。東京23区は、低いところで6.5万円、高い地域は12万円など地域差があります。
③見積もりを取ろう
引っ越し業者や不動産屋のサイトを比較し費用と初期費用を把握しておきましょう。
現在はネット上で、複数の業者に対して一括で見積もりがとれるので活用してみてください。
④目標貯金額を決めよう
目標の金額を決めたら、それまでに毎月の貯金額を計算しましょう。
貯金のために一定期間働くのであれば、時給、週や月に何回の勤務で達成するかも、具体的に算出しておきます。
上京資金をおさえるには?
荷物の費用を減らす
引っ越しの距離は変えられないので荷物の量を減らすことを考えましょう。
家具や家電はリサイクルショップや地域密着アプリなどで購入すると抑えられます。ただし、中古品は故障する可能性もあるので注意してください。
家賃もできるだけ安く
敷金、礼金、仲介料など一部不要の物件や不動産会社もあります。またシェアハウスでは家賃をおさえられ、家具家電が購入不要です。しかし、あまり社交的でない場合は気疲れすることもあります。また、社員寮付の仕事や住み込みアルバイトで仕事を探す方法もあります。
まとめ
上京するにあたって、寮付きの仕事に就かない限り、住む部屋の初期費用と引っ越し費用はどうしてもかかってきてしまいます。なるべく早いうちに上京できるよう、コツコツ貯金して刺激的な東京の生活を楽しみましょう。