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- 移住フェアってどんなイベント?地域の声を聞いて相談・交流してみよう Vol.15
テレビやネットで、実際に移住した人をピックアップした様子や体験談を見て、地方に住みたいと考える人もいるでしょう。ただ、移住するとなると、しっかりとした情報収集を行ったうえで、どの地域に住むか決めなければなりません。
移住に興味があるけれど情報の集め方がわからないという人は、近くの都市で開催される移住フェアへ参加することで地方の情報が得られます。今回は、そんな移住フェアについてご紹介します。
移住フェアとは?
移住フェアとは、移住を検討している人に向けて各自治体が集まり、情報を提供するイベントです。大小さまざまなフェアが開催されており、大規模なフェアの場合は47都道府県全てが参加することもあります。移住フェアの催し物は以下2つがメインです。
- 観光情報や伝統芸能の紹介といった地域の魅力紹介
- 移住者と話せる移住交流エリア
各都道府県の魅力を発見できるうえ、移住者から、その地域でのリアルな暮らしの様子を聞けます。さらに物産ブース、地域ごとの食が楽しめる飲食ブース、移住情報ブースなどもあり、総合的に地域の情報を得られます。
こうしたイベントに参加することで、希望する地域や自治体の情報を「リアルな声」として短時間で得られます。実際に聞いて、見て、体験することは比較・検討材料のひとつとして役立ち、移住後のイメージが明確になるでしょう。
移住フェアに参加した方がいい人は?
移住フェアは、一度に多くの情報を地域の人を通して得ることができます。
とくに以下のような方は、イベントへの参加がおすすめです。
- 移住を考えているけど、1日~数日間必要な移住ツアーに参加する時間のない人
- 一度に複数地域の情報を集めたい人
- 移住について具体的なプランはないけれど、まずは話だけ聞きたい人
- 地域に移住している人のリアルな体験談を聞きたい人
インターネットが発達したため、移住に関する情報は多数発信されています。しかし間接的に発信される情報だけで現地に行くと、少なからずギャップがある場合もあります。移住フェアでは、地域や移住者からリアルな情報を得られるので、より移住について具体的に考えられるようになります。
過去に行われた「移住フェア」
移住フェアは毎年行われており、日本全国で開催されています。過去に行われた移住フェアのいくつかをご紹介します。
移住・交流&地域おこしフェア
2016年に行われた東京ビッグサイトで開催された「移住・交流&地域おこしフェア」です。北海道から沖縄まで各自治体が参加し、それぞれの地域の魅力をアピールしました。
移住・交流ブースでは地域情報や田舎の暮らし相談や支援内容。移住・交流セミナーでは地域や地方の魅力に関するセミナー、協力隊募集ブースでは地方自治体による活動や待遇の相談がされました。
また、PRエリアでは、特産品の試食やゆるキャラショーが行われ、独身者や家族連れなど、幅広い世代に向けてさまざまな地域との交流を促し、移住地としての魅力を発信しました。
ふるさと回帰フェア
初めは2011年、次に2016年と移住ニーズ合わせて催されてきた「ふるさと回帰フェア」。
NPO法人の「ふるさと回帰支援センター」が主催したイベントで、全国約47都道府県の400ほどの自治体やNPOが参加した大規模なイベントです。
地方の暮らしやふるさと回帰を考えている人を対象とし、移住相談コーナー、ふるさと特産品コーナーを設置し、移住についての情報を発信する取り組みが行われました。
地域の魅力発信&移住交流フェア
2017年に東京国際フォーラムで開催されたフェアです。全国47都道府県、20政令指定都市が参加しました。
地域の魅力発信エリアでは、特産品の販売、観光情報や伝統芸能の紹介、さらに、ステージイベントでは著名人や自治体による地域のPRに加え、ご当地アイドルステージなど大きな盛り上がりを見せたイベントです。
移住交流エリアでは、移住を考えている人が実際に移住した人と交流できるスペースを設け個別相談に対応。そのほかにも特産品ブース、飲食ブース、地域おこし協力隊ブースなど充実のイベントとなったようです。
まとめ
移住を考えているが具体的な生活イメージがわかない人は、移住フェアへの参加がおすすめです。多くの自治体が参加しているため、さまざまな地域の情報を得られます。
フェアによっては、その地域の移住者と交流し話を聞くこともできるので、より具体的な情報を得られるでしょう。多くのフェアは参加費無料となっていることが多いので、近くで開催されるものがあれば、気軽に足を運んでみてください。